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子豚たちの反乱 2 ~保護犬たちの幸せさがし~

愛犬のインスリノーマで悩まれている方へ

(超長文です)

今、ひなのインスリノーマ(インシュリノーマ、膵臓癌)摘出の手術を終えて、
同じように悩まれている方のお役に少しでも立てれば、、、
と言う思いを込めて、気が付いた事を綴っていきたいと思います。

あくまでも素人の域の話として、ご参考程度にして頂けたら幸いです。


●血糖値60以下は要注意!
成犬で血糖値60以下の低血糖の場合、必ず何等かの原因があります。
例え低血糖発作の症状が出ていなくても、放置せず、
小まめに血糖値を測定して、医師と相談する事をお薦めします。


●インスリノーマの可能性が高いとなった場合、
CT検査の全身麻酔を耐えられる体力があるのなら、
まずは大学病院等の大きな病院で検査を受け、
現状をしっかりと把握する事をお薦めします。
(超音波、レントゲンでは腫瘍が確認出来ない事がとても多いようです。
決して腫瘍が確認出来ない=腫瘍が無い、ではありません。)

⇒小さな病院では症例が少なく、全身麻酔は可哀そうだからと、
現状を把握しないまま、手術をしない内科的治療(投薬)を勧める事が多いようです。

でも、インスリノーマは手術をしない限り必ず進行して最後は死に至りますし、
(手術してもほぼ間違えなく再発しますが、予行が良い事が多いと言われています)
全身麻酔はリスクも伴い、可哀そうかも知れませんが、
繰り返す低血糖発作も崖から転げ落ちるように手が付けられない程に悪化していきますので、見ている側としては、こちらのほうがよほどシンドイように、私は思えました。


それから、CT検査は最後の到着点ではなく、
現状を知る為のスタートラインだと私は思います。

お辛いとは思いますが、お気持ちを強く持って、先生の言いなりになるのはなく、
自分が納得出来る答えを見つけていく、
時と場合によってはセカンドオピニオンもお薦めします。


あと、今回の件で良い先生の見分け方として、
”分からない事をきちんと分からない”っと言える先生こそ、
名医で信用出来る、と思いました。


ちなみにひなの場合は、
主治医の先生には内科的治療のステロイドを飲み始めてもいい時期だと言われ、
(私が抵抗しましたが)
その上で大学病院で検査をするかどうか、自分の所ではこれ以上の事は出来ない、
と言われました。


CTの検査技師の先生には、とても大きな腫瘍が3つもある事、そのうちの2つが
とても大切な血管を巻き込んでいて、手術は非常に困難であること、
雰囲気的に、”もう手術をする、という選択は残念ながらあり得ないでしょう”っと
いう感じでした。


外科の先生には、腫瘍の一つは取り切っても、血管に絡む2つは取れないだろう、
腫瘍一つを切除した事により、低血糖がどれだけ緩和されるのか、やってみないと分からない、開けてみて、全く手が付けられない状態もありえる、
とにかくやってみないと、分からない、と言われました。



●どんな検査(CT検査)をしてもインスリノーマの原発は分からない事が多いので
試験開腹も視野に入れる。

⇒ひなの場合もそうですが、他の多くの犬も、
エコー、レントゲン、CTどの検査でも膵臓にある原発腫瘍は見つからない事が多々あるそうです。

ひなの場合は、レントゲンには移らなかったリンパに転移した腫瘍がCTで3つ確認されましたが、それがリンパに転移した腫瘍なのか、膵臓の腫瘍なのかは不明でした。結局、本命の脾臓の腫瘍は開腹してみて初めて分かったものでした。


全身麻酔、そしてお腹を切る事に多くの飼い主さんは抵抗を感じると思いますし、
それなりにリスクも伴いますが、

やはり私は、”ひながひなで無くなっていき、壊れていく様子”に比べたら、
試験開腹のほうが、ダメージは小さいように思えました。


外科の先生と相談した時には、

”開けてみて、手が付けらなければそのまま閉じる、
それなら体にはそれほど大きな負担がかからない”

”取り合えず回復して、腫瘍があるのかないのか、
取れるものか、取れないものなのかを把握する”

のはとても意義がある事だと思います。

例え開けてみて、手が付けられない状態だった(腫瘍が広がっていた)としても、
その後の気持ちの持ち方、インスリノーマとの向き合い方が全然違うと
私的には思います。


※全身麻酔を伴う検査、手術には必ずリスクが伴いますので、
最悪の結末も必ず視野に入れて、主治医とよく相談し、ご自身がよく納得したうえで行って下さい。


●手術をするなら、必ず実績のある先生、大学病院などでやる。

⇒経験のない先生だと、そもそも開腹しても膵臓すら分からない方もいらっしゃるそうで、さらに腫瘍自体を見つけられず、そのまま閉じる事もあるそうです。

それほど、インスリノーマは高度な技術を必要とした手術となります。
症例のある大学病院でも数は非常に少なく、地方では年に2、3例とも聞きました。



●高額を覚悟する。余命への考え方

今回の治療費は最初からの検査代、術後に起きた重度の膵炎の治療も含めて、
全部で3ケタの大台になりました。

最初はここまでなるとは思わなかった事と、
ひなの笑顔は何にも変えられない、と思った事と、
母が食道がんや脳腫瘍切除をした時は200万を超えたので、
決して法外の金額ではないな、というような気持ちでいます。
これからさらに頑張って稼がなくてはなりません。(苦笑)

それからインスリノーマはほぼ必ず再発して、その時はもう手術は出来ないと言われていますので、再発の時は覚悟しなくてはなりません。

ただ、犬の一日は人間の一週間と言われていますので、
1か月持てば、7か月、
6か月持てば、3年半、
生き延びられた、と同じ事と思えば、大変重いものだと思います。

何しろ、低血糖で気が狂っていた(失礼!)ひなに比べて、
目力が戻ってきたひなを見られる事は何より嬉しいものです。



●最後に

ラブラドールの13歳6か月のひなに、大きな手術を決断した理由ですが、
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一つは血液検査、その他の検査では、インスリノーマ以外は大きな問題が無かった事、
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そして先月行った脳のMRI検査で、全身麻酔から覚めたひなを見て、
きっとひななら手術に耐えられる体力があるだろうと思った事、

それから関わった殆どの先生が、辛辣な顔をしていたのですが、(当たり前ですが)
担当して下さった外科の先生の説明を受けていた時、

多分その先生は相当腕が良いのだろうと、全体の雰囲気で感じたのですが
その先生の瞳の中に光を感じ、その自分の直感を信じ、ほぼ瞬間的に手術を決めました。



ある意味、手術はとても大きな賭けでもあり、
リスクを伴わないと、自分の道は開けないもので、
手術自体は成功しましたが、これが本当に良かったのかどうかは、
もう少し先になってみないと分からない事かも知れません。


手術をしない、CT検査もしない、現状を受け入れる、
もちろん、それも選択の一つだと思います。


私は飼い主が愛犬の事を思って決めた事なら、結果がどんなであろうと、
安楽死も含めて、全て正解だと思っています。



長文になりましたが、この記事が同じインスリノーマで悩む方のお力に、
少しでもどなたかのお役に立てれば幸いです。













by kobutatati | 2018-08-15 14:24 | ひな インスリノーマ闘病記 | Comments(0)
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東京の杉並でごはん屋&個人で保護犬のレスキューしています。ひな、まさ、ムサシ&主人と暮らしてます
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