子豚たちの反乱 2

ムサシシリーズ4 ~犬に本気で襲われた時に被害を最小限にする対処法~

(本日日付をまたいで、2本目のアップです)

ムサシシリーズ4 ~犬に本気で襲われた時に被害を最小限にする対処法~

今回はちょっと特殊な話で、
殺傷能力のある犬の本気咬みについての長文の記事になりますので、
ご興味無い方、苦手な方は読み飛ばして下さい。

ただ、思いもよらないところで、ご自身の愛犬以外からでも、
咬傷事故に巻き込まれる事もありますので、
犬飼育者の方はもちろん、飼育されていない方にも是非ご一読頂けたらと思います。



そもそもこの記事を書こうと思ったきっかけは、
ムサシが一番大変だった時に、このように殺傷能力のある本気咬みについて
踏み込んだ情報が殆ど無かったのと、

自分自身の体験から、本気で襲われた時にどうすれば被害を最小限に抑えられるかを身を持って学べたので、
この経験、失敗談が同じように悩んでいる方のお役に
少しでも立てばと思ったからです。

(念の為、ムサシが我が家に来た頃は今よりもっと狂暴で、
度々襲われるたびに数十針縫っていますが、現在は少しずつ落ち着いてきています。
同じように悩まれている方、諦めないで下さい。)


尚、この対処法は私の実体験を元としたあくまでも素人の
私と対ムサシとの我流の方法ですので、ご参考程度として頂いて、
詳しくはプロにご相談して頂き、
そのままこの記事通り真似をして大怪我を負ったとしても、責任は負いかねますので、ご了承頂いた上でこの先を読み進めて下さい。

また、もっと適切な方法、アドバイス、間違い等がありましたら
追加訂正していきますので、お知らせ頂けたら幸いです。


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時々、咬傷事故のニュースを聞くたびに、
被害者と加害者と、その犬と、まるで自分が当事者になった気分で胸が痛み、
いつも明日は我が身と心を引き締め直しています。

でも、若しかしたら、もっと知識があれば事前に事故は防げたかも知れない、
もう少し被害は小さくて済んだかも知れない、、、と考える事もあります。


今回は狂暴な犬の本気咬みについての対処法のみを詳しく書いていますので、
細かいトレーニング方法、しつけ等については殆ど省かせて頂いていますが、
大型犬はもちろん、小型犬、中型犬でも咬みの問題は、甘く見ていると重大な事故に繋がりますので、
深刻な状況の方はもちろん、危ないかも知れないと、危険を察知した方も絶対、一日も早く、専門家にご相談下さい。

(ちなみに、訓練士、トレーナーはどこも同じではなく、
特に大型犬の本気咬みを請け負って下さる専門家は少なく、
トレーニング方法も様々ですので、本格的にトレーニングをする前に先生とよく相談して、お互いの考えにずれがないかどうか確認する事をお勧めします)

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(ここから本題です)

この記事の咬みについては、自分の力では取り押さえられず、
逃げられない、やむを得ない、どうしようもない状況で
大型犬、特に殺傷能力もある野性味溢れる狂暴犬等に
本気咬みされた時、襲われた時に被害を最小限に留める我流の方法のご紹介です。

犬というより、野獣レベルがベースになっていますので、
自分で取り押さえられる小型犬等には必ずしも当てはまりません。


まず初めに、
”よく犬が、唸るとか鼻に皺を寄せるとか、なんの前触れもなく襲ってきた”
と聞きますが、攻撃的な犬が本気で襲って来るときは、野獣モードになる為、

まず相手を襲う前に動きがピタッと止まり、
じっと相手の動きを見定めて、
(その間、必ずしも相手と目を合わせている、又は相手を見ている訳ではありません。横目で気配を感じているような事が多いです。)
唸ったり、鼻に皺を寄せる事なく、静かに、
そして目にも見えず、避けようがない速さで一気に一瞬で攻撃してきます。

目が座るというのか、漫画みたいに目の奥が光っている、ビー玉みたいに目がどこまでも透き通っているようにも見え、避けようがありません。


事前予告ありの、”鼻に皺をよせ、唸っている犬に近づき咬まれた場合”より、
上の場合のほうがムサシの場合は脅威があり、喰らいついて離さない為、
咬まれたダメージは大きく、一咬みで20針以上縫わなければならない位でした。


ですので、この段階(動きが止まっている段階)で来るな、と読めた場合は、
慌てず冷静に、咬まれないように距離を置く等の対処をして、
とにかく咬まれないようにして下さい。

特に急な動きは犬のスイッチをオンにしてしまう可能性があるので、
私の場合はゆっくり、スローモーションで動くようにしています。


(例えばムサシはあらゆる物に対する執着心が半端なく、
ムサシと私の間に物を落とした場合は要注意で、
当初はバッとかがんで物を取ろうとするだけで本気で襲ってきました。

ですので物に対する執着をなくす訓練を重ねた上で、
そのような状況になったら、冷静にムサシを他の場所に誘導して、
マテをさせてから、ゆっくりと拾いにいくか、

場合によっては手袋をしてから、ゆっくりとしゃがみ、ゆっくりと手を伸ばし、ゆっくりと拾い、ゆっくりと手をたたみ、ゆっくりと立ち上がる、

と言う事を繰り返し、オヤツ類は一切使わず、他のトレーニング方法と合わせて何回も練習しています。)


他にも本気咬みのパターンは色々ありますが、
とにかく余りにも突然過ぎて逃げられない、
反撃出来ない状況で襲ってきた場合の対処法は、、、


1、自分が伏せない、倒れないで犬に背を向ける、むやみに逃げたり動き回らない。

⇒倒れて顔や首を狙われた場合、重症になる場合があるため、倒れない、かがまない。
体の前面より、背中側のほうが比較的(といっても少しですが)ダメージが少ないので、犬に背を向ける。

逃げたり動き回ると、かえって犬に刺激を与え、興奮が治まらなくなるので、むやみに動き回らない。

(逃げ切れる場合は別です)

襲って来た時に、少し距離と時間があるなら、近くにある物を投げるのも有効かも知れません。(状況により、それで怯む場合と、余計興奮する場合があるので、要注意)

お子さんや小柄な方は犬に飛びつかれて簡単に首より上に届いてしまうので、
伏せて頭を守ったほうが良いのかも知れません。
状況により判断して下さい。



2、指を守る為、手の平を閉じて(グーにする)手を自分のお腹側に隠す。

⇒特に大型犬は指を簡単に咬みちぎれるほど牙も大きく、顎の力も大きいです。
また、同じ咬まれるなら、手の外側(甲)より、手の内側(平)のほうがダメージが大きく、手術が困難で、皮膚のくっつきも遅いです。

仮に指の腱が切れた場合、指の外側より、内側のほうが、手術が凄く難しいですので
指は閉じる(グーにする)ようにします。

ただ、手の中に何か握っているとか、こぶしで殴られると犬に思われしまう場合がありますので、その時はこの限りではありません。

あと、素手で犬を払いのけようとしたり、抵抗して空中で手をぶらぶらさせると、
手の動きに反応して、余計に手に喰いついてきますので、防御服を着ている場合を除いて、手はお腹側に畳んだほうが被害が少なくなると思います。

それから同じ咬まれるならお肉が多い所のほうが、痛みが少ないように思います。
手首から先などやられると、骨まで響き、特に痛みが続きます。


いないとは思いますが、野性味溢れる大型犬に素手で反撃に出たり、
捕り抑えようとする方は、熊を相手にするようなものだと思って下さい。




3、助けを呼ぶ以外、声や大きな音を出さない。

”止めろ”や”待て””お座り”等が効くのなら、もちろん声を発して行動を止めさせたほうがいいですが、まず言う事は聞かないと思います。
というか、痛さで口もきけないと思います。

いくら命令しても止まらない場合(通常興奮状態の犬は人の言う事は聞かない)はむやみに声を発しても興奮を増長させるだけですので、
静かに背を向けて、固まっていたほうが、犬が冷静さを取り戻すのも早いと思います。

咬まれた痛さでつい声をあげてしまうのですが、
その声に余計反応してしまいます。



4、咬んで(喰らいついて)離さない場合は、とにかく興奮させないようにする。

ムサシの場合は警察犬が犯人に喰いついて離れないように、
とにかく咬んだら離しませんでした。

で、よく咬まれたら手を逆に犬の口に突っ込めなどと聞きますが、
大型犬に本気咬みされた場合、それは素人には不可能です。
痛さでそれどころでは無く、後ろ向きに立っているのがやっとです。


ムサシとは別のある犬の時に、喰いついて離さない時にお水をかけた事もありますが、効果はありませんでした。(犬によっては効果があるのかも知れません)


第三者がいる場合、大きな板、ボード等で間に割って入るのは効果がありました。
もし、誰かが止めに入る場合、もちろん素手でなくて、手にタオルを巻くとか、段ボールで防御するとか、新聞紙でも何でも、ちょっとでも何かでカバーをする事により、怪我は軽減します。


ただ、もっといい方法があれば私も是非知りたいのでご存知の方はお知らせ下さい。




5、咬まれた時の応急処置(あくまでも我流です)

怪我の大小に関わらず、怖いのは破傷風です。
とにかく流水で傷口を洗い流し、(冷やしたほうが痛みが和らぐ気がします)
ある程度したらガーゼや綺麗なタオル等を厚めに重ね、強く圧迫して出来るなら心臓部より高くし、病院へ行きます。

日頃から近くにある外科を探しておいたほうが安心です。



6、その他

大変くだらないと思われるでしょうが、咬まれる恐怖に打ち勝つためと、
猛獣をよく知る為に猛獣の動画を沢山見て、免疫力を高めました。

それから、ムサシの一瞬の速さに、襲われても避けようがないのですが、
それでもボクシング等の動きを参考に、避ける練習をしたり、イメージトレーニングもしました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最後に

色々と書きましたが、本当に難しい犬でも、
正しいトレーニングを重ねていく事で、家庭犬として過ごす事も出来ると、
身を持って実感しています。

同じように悩んでいる方、苦しいとは思いますが、
絶対諦めないで頂きたいと思います。


そして出来たら、愛犬家一人一人の意識やレベルが上がる事により、
保健所で咬傷犬、狂暴犬、問題犬として殺処分対象となってしまった犬達も
助かる道が開けるよう、願っています。


それから繰り返しますが、この記事はあくまでも我流ですので、
丸ごと真似する事は大変危険です。(真似する方はいないと思いますが)
真似をして怪我をされても責任は負いかねますので、どうぞご了承ください。



⇓ 一番最初に富士山の樹海で保護された当時のムサシ
c0372561_00510077.jpg
この写真に雷が落ちた位の衝撃を受けました。
c0372561_00502766.jpg


大変長い記事を最後までお読みいただき、本当に有難うございました。
私の経験、失敗がほんの少しでも、どなたかのお役に立てれば幸いです。





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by kobutatati | 2018-02-15 00:57 | ムサシ(シェパ×レトリバーミックス) | Comments(0)

東京の杉並でごはん屋&個人で保護犬のレスキューしています。ひな、まさ、ムサシ&主人と暮らしてます
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